こんにちは。「キレイシア」代表の西村です。
今日の現場は、福岡県宗像市にある老舗のデイケア施設でした。
この施設とのご縁は、今年の年始――ホームページからの1通のお問合せメールが始まりでした。「定期的な清掃業者を探している」とのご相談。そこから何度かお電話でのやり取りを重ね、お見積りや現地確認を経て、現在は週に1回、定期清掃をお任せいただいています。
目次
■ 老舗デイケア施設での清掃は「日常の延長線」
この施設は、創業から長年地域の高齢者福祉を支えてこられたそうです。
40名近いご年配の方々が、日々のリハビリや談笑を通じて、穏やかな時間を過ごされている場所。スタッフの皆さんも明るく朗らかで、現場に入るたびにこちらが元気をもらうような、そんな温かい雰囲気に包まれています。
ただ、利用者様が多い分、衛生面の配慮や清掃の質がとても重要。
高齢者施設では特に、
- 手すりの汚れや皮脂
- 床の滑りやすさ
- トイレの臭気
- ドアノブやスイッチの菌の付着
こうした「目立たないけれど重要な部分」が、日常生活に直接関わってきます。
だからこそ、毎週の清掃では“ただの掃除”ではなく、**「暮らしを守る衛生管理」**という視点で取り組んでいます。
■ 父の面影と重なる瞬間
実を言うと――
この施設に伺うたびに、私は昨年の夏に亡くなった父のことを思い出します。
父は寡黙な人でしたが、昭和の激動の時代を必死に生き抜いてきた、真面目な職人気質の人でした。
施設内で見かける方々の中には、父と同じ年代の方や、どこか雰囲気の似た方もいらっしゃって……時折、心がぎゅっとなることがあります。
作業中にふと目が合い、笑顔で会釈してくださるおじいちゃん。
「お掃除ごくろうさんね」と声をかけてくれるおばあちゃん。
そのたびに、「あぁ、父もこんな風に誰かの支えを受けながら、晩年を過ごしていたのかもしれないな」と感じます。
■ 昭和を支えてきた方々へ、敬意を込めて
この世代の方々は、まさに戦後の復興期、そして高度経済成長を支えてこられた方々。
今の私たちが、こうして安心して暮らせる日本を築いてくれた人たちです。
だからこそ、私はこの仕事に敬意と感謝を込めて取り組みたいと思っています。
清掃というと、「裏方の仕事」「地味な仕事」と思われがちですが、私はむしろ、**人の暮らしに一番近いところで支える“生活インフラ”**のような存在だと思っています。
毎週、清掃が終わったあとに
「今日もキレイにしてくれてありがとう」
「やっぱりプロに任せると違うね」
そんな言葉をいただけると、胸がいっぱいになります。
■ 宗像市の施設で行っている清掃内容
ここで、実際にどんな作業を行っているのか、簡単にご紹介します。
▽ 主な清掃箇所
- エントランスの床・ガラス
- 廊下・共有スペースの床拭き&除菌
- トイレ(男女・多目的)の除菌洗浄
- 手すりやドアノブ、照明スイッチ等の拭き上げ
- 食堂やキッチン周辺の清掃
- エアコンフィルター清掃(隔週)
▽ 使用する洗剤と配慮
- アルコール系除菌剤(高齢者にも安心な成分)
- 低刺激・無香料タイプの中性洗剤
- ノンアルコール対応の拭き取りも併用(皮膚が敏感な方もいるため)
また、作業時間は利用者様の活動時間を避け、昼食後の比較的静かな時間帯に行うなど、施設運営に配慮したスケジュールで対応しています。
■ 清掃=サービス業ではなく「福祉支援の一環」だと思う
この仕事をしていて最近、特に強く感じるのは、
「ハウスクリーニング=掃除屋さん」ではない。
ということです。
それはもう一歩踏み込んだ、“支援”の仕事なんだと思うようになりました。
掃除を通して誰かの快適な生活を支える。
自分では手が届かないところをプロの技術でキレイにしてあげる。
高齢の方や、共働き・育児中の方の「助かった!」を増やす。
そんな風に、人の生活に寄り添える存在でありたいと思っています。
■ 今後の目標と想い
現在、この施設には週1回の定期訪問を行っていますが、必要に応じて**スポット対応(エアコン清掃や換気扇洗浄)**も柔軟に対応していく予定です。
また、宗像市には他にも多数の介護施設や高齢者住宅があります。
今後は、今回のような丁寧な関係構築をもとに、他施設とも信頼関係を築きながら、**「地域に根差した清掃パートナー」**として必要とされる存在になっていきたいと考えています。
最後に|“掃除の力”は、人の心を少しだけ軽くできる
人間は、キレイな空間に身を置くだけで、ほんの少しだけ心が晴れます。
それがたとえ小さな場所――トイレの隅や、ドアノブの汚れひとつだったとしても。
その「ほんの少し」の積み重ねが、誰かの心の元気につながる。
私は、そんな**“掃除の力”**を信じています。
宗像市で施設や店舗の清掃を検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お声かけください。見積もりだけでも歓迎ですし、「こういう場所でも対応できる?」といったご相談も大丈夫です。
これからも「心をこめた清掃」で、地域の皆さまのお役に立てるよう、日々精進してまいります。
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