こんにちは。


今日は、浴室掃除の中でもとくに厄介な「ゴムパッキンの黒カビ」を、しっかり・確実に、しかもできるだけ簡単に落とす方法をお話ししますね。

浴室掃除をしていても、「なんかゴムのところが黒ずんでるな…」と気づいたこと、ありませんか?


実はその黒ずみ、ほとんどがカビなんです。しかも、放っておくと根が深くなって、市販の洗剤をかけてもビクともしない…。


そんな時にぜひ試してほしいのが、私が長年の経験からおすすめする「こより湿布法」です。


■ そもそもなぜゴムパッキンはカビやすいのか?

浴室ドアのゴムパッキン部分は、湿気がこもりやすく、しかも石けんカスや皮脂汚れなどが残りやすい場所です。


この「水分+栄養+温度」というカビが大好物な条件がそろってしまうと、あっという間に黒カビが繁殖します。

しかもゴムという素材は、表面がザラザラしていて細かな凹凸があるので、カビの根が奥に入り込みやすいんです。

だから見た目よりもずっとしつこい汚れなんですね。


■ 黒カビには「こより湿布法」が効果的!

私がオススメする「こより湿布法」は、簡単に言うと「カビ取り剤を湿布する方法」です。

ただ、普通にカビ取り剤を吹きかけるだけでは、すぐに垂れてしまって、十分に浸透してくれません。


なので、キッチンペーパーで作った“こより”を使って、薬剤を密着させることで、ゴムパッキンの奥に入り込んだカビにまでしっかりアプローチするというわけです。


■ 用意するもの

家庭にあるもので、すぐに始められますよ。

  • 強力タイプのカビ取り剤(例:カビキラー、カビハイター)
  • キッチンペーパー
  • 歯ブラシ
  • 掃除用ゴム手袋
  • マスク(必要に応じて)

※カビ取り剤は塩素系のものが効果的です。使う際は必ず換気をしてくださいね。


■ 「こより湿布法」の手順

ではさっそく、順を追って説明していきます。


手順① キッチンペーパーで“こより”を作る

まずキッチンペーパーを細長くカットし、クルクルとねじってこより状にします。


この“こより”が、パッキンの溝にぴったりフィットして、洗剤をしっかり留めてくれるんです。

長さはカビの範囲に合わせて調整してくださいね。


手順② ゴムパッキンにカビ取り剤をスプレーする

黒カビのあるゴムパッキンに直接、カビ取り剤をスプレーします。


ムラなく、しっかり湿る程度にかけるのがポイントです。


手順③ 作ったこよりを置いて、再度スプレー

スプレーした上に、先ほど作った“こより”をピタッと乗せます。


さらに、その“こより”の上からもう一度スプレーして、薬剤を染み込ませましょう。

これで湿布状態が完成です!


手順④ 15分ほど放置

そのまま15分ほど放置します。


ゴムパッキンの奥に染み込んだカビにしっかり浸透させるための時間です。


この間に他の掃除をしてもよいですし、換気扇は回したままにしてくださいね。


手順⑤ 歯ブラシでこすり、シャワーで流す

15分経ったら“こより”を外し、歯ブラシで軽くこすり洗いします。


カビが浮き上がっているので、力を入れなくてもスルッと落ちてくることが多いです。

あとは、シャワーでしっかり流すだけ。薬剤が残ると素材を傷めたり、二次被害が出ることもあるので、念入りにすすぎましょう。


■ 落ちにくい場合は、もう一度チャレンジ!

1回で落ちない頑固なカビもあります。


でも焦らずに、数回繰り返せば大抵の黒カビはキレイに落ちます。

1回目でほとんど落ちる場合もあれば、3回目でようやく根こそぎ…なんてケースもあるので、あきらめないでくださいね。


■ ビフォーアフターの変化にびっくりするはず!

実際にこの方法を試すと、「えっ、こんなに変わるの?」と驚くほど見た目がスッキリします。


ゴムパッキンが白くよみがえると、お風呂全体の清潔感がグンとアップしますよ。


■ 最後に|予防も忘れずに!

せっかくキレイにしたあとは、再発防止にも少し意識を向けておきましょう。

  • 入浴後はしっかり換気する
  • できれば水気を拭き取る
  • 定期的に簡単な除菌スプレーをかけておく

こうしたちょっとした習慣で、黒カビの再発を大きく防げます。

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