
こんにちは!
今回は「壁紙についたヤニ汚れ」を、家庭でも簡単に落とす方法をご紹介します。
壁紙の汚れって、放っておくと本当に厄介。特にタバコのヤニ汚れは、じわじわと広がって、壁が黄色っぽくなってきたり、なんとなく部屋全体がくすんで見えたり…。
そんな時にぜひ試してほしいのが、セスキ炭酸ソーダ(炭酸ソーダ)です!
手軽で、しかもしっかり落ちる。コスパも最強。
今日の記事では、私が現場で実践している方法をもとに、失敗しないポイントまで丁寧にお伝えします。

目次
「ウタマロ」との違い、気になりますよね?
まず、掃除といえば「ウタマロクリーナー」。これ、すごく便利ですよね。
中性洗剤なので、いろんな場所で安心して使えます。けれど…正直に言うと、ヤニ汚れにはちょっと力不足。
ウタマロは「どこでも使える」万能クリーナーであって、「特定の汚れに特化した」洗剤ではありません。
だから、クロスのヤニのような“しつこい汚れ”には、やはり「強力なアルカリ性」の力が必要なんです。
セスキ炭酸ソーダってなに?
セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性の粉末洗剤です。
重曹と似ていますが、実はパワーが違います。
比較 | 重曹 | セスキ炭酸ソーダ |
---|---|---|
アルカリ度 | 約pH8 | 約pH9〜10 |
水への溶けやすさ | 溶けにくい | 溶けやすい |
向いてる用途 | こする汚れ(研磨) | 拭き掃除・しみ抜きなど |
重曹は“こすって落とす”タイプ。たとえば鍋のコゲ落としとか、頑固な水垢に向いてます。
一方、セスキ炭酸ソーダは“拭き掃除”にぴったり。だから、クロスや床の掃除には最適なんですね。
セスキ炭酸ソーダの作り方(スプレー)
準備するものは以下の通り:
- セスキ炭酸ソーダ(100円ショップにもあります)
- 水
- スプレーボトル(使い終わった霧吹きでもOK)
作り方はとってもシンプル!
水500mlに対して、セスキ炭酸ソーダを大さじ1(約5g)。
10:1の比率を目安にしてください。厳密に計る必要はないので、目分量でも大丈夫です。
スプレーボトルに入れて、しっかり振って混ぜれば完成!
実際にヤニ汚れを落としてみましょう!
さて、いよいよ実践編です。
この間、実際に空室クリーニングの現場で壁紙のヤニ汚れを掃除してきました。撮影許可もいただいて、スプレーの効果を確認することができたので、現場の再現でお伝えしますね。
手順は以下の通りです:
- クロスの目立たないところにテストスプレー → 色落ちしないかを確認してください。
- 壁紙にシュッとスプレー → 一度に広い範囲を吹きかけず、20〜30cm四方が目安です。
- すぐに柔らかい布で拭き取る → 絶対に放置しないこと! シミや浮きの原因になります。
- 最後に水拭き → 洗剤成分をきちんと拭き取りましょう。
注意点ですが、壁紙の“つなぎ目”にスプレーしないこと。
ここに水が入ると、クロスが浮いたり、めくれたりしてしまう原因になります。
また、しっかり絞った布を使うのもポイントですよ。
ほんの一拭きで…こんなに変わる!?
これ、本当に驚くと思います。
たったひと吹きして、すぐ拭いただけで…クロスに染み込んでいたヤニが、布にしっかり移ります。
黄色っぽい液体がじわ~っと浮いてきて、「うわっ、こんなに汚れてたのか…」と実感されるはずです。
ヤニ汚れって、意外と目立たない場所にも広がってるんですよね。
掃除のついでに、「思いきって全体を拭いてしまう」のもおすすめです。
ウタマロ vs セスキ炭酸ソーダ、結論は?
ウタマロクリーナーも、軽い汚れや日常の掃除にはピッタリです。
ただ、ヤニ汚れのような“特定の強い汚れ”には、セスキ炭酸ソーダが圧倒的に強い!
そして、コスパもよし。スプレーも作り置きできるし、安全性も比較的高め。
まさに「クロス掃除のベストパートナー」だと感じています。
まとめ:クロス掃除の新定番に!

いかがでしたか?
今回は「セスキ炭酸ソーダを使ったクロスのヤニ汚れ掃除」について、現場の視点も交えながらお話ししました。
✔ ヤニ汚れには中性洗剤ではなく、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダ
✔ スプレーするだけで汚れが浮く
✔ 放置せずすぐ拭き取り、水拭きで仕上げ
✔ 壁紙のつなぎ目には注意!
ちょっとしたコツさえ押さえれば、誰でもできる簡単な掃除術です。
壁紙がパッと明るくなると、部屋全体も見違えますよ!
「掃除って面倒…」と思っていた方も、こうした知識があるだけでモチベーションが上がります。
ぜひ一度、試してみてくださいね。