こんにちは。あなたのお家のエアコン、元気に動いていますか?
「まだ6月だし、そんなに暑くないから」「動くから大丈夫」……そんなふうに思って、何もせずに夏を迎えようとしていませんか?
でも、実は今の時期こそが、エアコンの点検やお手入れをしておく“最後のチャンス”なんです。
ある調査によると、夏のエアコン使用時期に「5人に1人以上」が“故障”を経験しているとのこと。しかも、その原因の多くは“ちょっとした準備不足”や“お手入れ不足”がきっかけなんです。
この記事では、
- エアコン故障のよくある原因
- 知っておくだけで冷房効率がグッと上がる簡単テクニック
- 半数以上の人がやっていない「冷房前の準備」
を、プロの目線でわかりやすくお伝えしていきます。
エアコンを壊さず、涼しく・快適に・電気代も抑えて夏を過ごすために、今できることを一緒に確認していきましょう!
目次
エアコンが壊れやすい“あるある”パターンとは?
エアコンの故障には、実は共通する“あるあるパターン”があります。それはズバリ…
「掃除せずに夏を迎えた」パターンです。
このタイプの方、実はかなり多いんです。
とりあえず冷たい風が出るから…と、久しぶりにスイッチを入れてそのまま放置。気が付くと、
- 「風が弱くなった」
- 「嫌なニオイがする」
- 「動かなくなった」
なんてことに。
この原因のほとんどは、フィルターや内部のホコリ・カビ汚れによるものです。
とくに冷房時は結露水が発生しやすく、放っておくとカビの温床になってしまうんですね。
夏前に“やるだけで得する”冷房効率アップの準備とは?
ここからは、夏本番前に「絶対にやっておいてほしい」冷房効率アップの準備をご紹介します。
どれも5〜10分でできるものばかり。手間よりメリットの方が大きいですよ!
① エアコンの「フィルター掃除」は基本中の基本!
掃除機で吸うだけでもOKです。
可能であれば水洗いしてしっかり乾かすのが理想。
フィルターにホコリが詰まっていると、風の通りが悪くなり冷房効率が一気にダウン。さらに電気代も増えます。
※ホコリが固まっている場合は、ぬるま湯+中性洗剤でやさしく洗ってください。
② 室外機の周囲は“風通し”が命!
「室外機なんて気にしたことがない」なんて方、意外と多いです。
でも、ここが詰まっていたり、直射日光が当たりっぱなしだったりすると、冷房効果に大きく影響します。
対策としては、
- 室外機周りの落ち葉やゴミを取り除く
- 室外機の前にモノを置かない
- 日除けカバーを使う(100均でも購入可)
室外機の熱放出がスムーズにいくことで、冷房効率が格段に良くなります。
③ リモコンの設定を“冷房モード”に切り替える
うっかり「暖房」のままになっている方、たまにいらっしゃいます。
自動モードになっている場合も、きちんと“冷房”にしておくことで無駄な運転を防げます。
あわせて「風量」「風向き」も確認しておきましょう。
風向きは「水平」か「上向き」が効果的です。下向きだと冷気が床にたまってしまい、部屋全体が冷えにくくなります。
④ 室内の空気の流れをつくる
エアコンの風が直接届かない部屋や、広めのリビングでは「サーキュレーター」や「扇風機」が有効です。
空気を循環させるだけで、体感温度が2〜3℃下がることも。エアコンの負荷も減るので、節電にもつながります。
⑤ 専門クリーニングは数年に一度でOK?
「フィルター掃除はやってるから大丈夫!」という方でも、エアコン内部にはホコリやカビが溜まっていきます。
とくに吹き出し口の奥や、熱交換器(アルミフィン)などは家庭で掃除しにくい場所。
内部洗浄は2〜3年に一度はプロに任せるのが安心です。
冷房効率の回復、嫌な臭いの解消、健康リスクの軽減にもつながります。
半数以上がやっていない!?知られざる裏ワザ
実はあるアンケートによると、**約55%の人が“フィルター掃除すらしていない”**という結果が出ています。
これは逆に言えば、
→ たった一手間かけるだけで「周りと差がつく」ってことなんです。
特に梅雨時期は湿度が高く、エアコン内部にカビが発生しやすくなります。
夏になってから「なんかカビ臭い」「風が弱い」と感じてからでは遅いんです。
だからこそ、6月の今が勝負。
エアコンの不調、こんなサインに注意!
以下のような症状がある場合は、エアコンの不調や内部汚れのサインです。
- 運転開始から冷えるまでに時間がかかる
- 嫌な臭いがする(カビ臭・ドブ臭など)
- 音が大きくなった
- 室外機の音が異常にうるさい
- 電気代が急に上がった
こういったサインを見逃さず、早めに点検・掃除をしておくことが、長く快適に使うコツです。
まとめ:夏前の今こそ、冷房準備を始めよう!
最後におさらいです。
✅ 夏前にやっておきたいエアコン準備5選
- フィルター掃除(できれば水洗い)
- 室外機まわりの確認と日除け対策
- リモコン設定のチェック(冷房モード・風向き)
- 空気循環グッズ(扇風機・サーキュレーター)の活用
- 数年に一度のプロによる分解洗浄
エアコンは「夏だけの道具」ではありません。
正しく使えば寿命も伸びますし、快適さも電気代も大きく変わります。
少しの手間が、大きな安心につながる——
あなたの大切な家族やペットのためにも、ぜひこの週末、エアコンのチェックをしてみてくださいね。
【おまけ】プロが行うエアコン内部洗浄ってどんなことするの?

もし「プロに頼むのって本当に効果あるの?」と迷っている方がいたら、簡単にご説明を。
プロのクリーニングでは、
- カバー・フィルター・ルーバーの分解
- 高圧洗浄機でのアルミフィン・ファンの洗浄
- 排水トレイやドレンホースの詰まりチェック
- 防カビコーティングの施工(オプション)
などを行います。
自分では難しい“内部の汚れ”を根こそぎ洗浄することで、エアコン本来の性能が戻ります。
気になる方は、地元の信頼できる業者さんに一度相談してみるのも良いですね。
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