
「そろそろ洗濯機を買い替えたい」「家族が増えて洗濯容量が足りない」など、洗濯機の購入を検討するタイミングは人それぞれ。
でも、家電量販店に行ってみると、縦型・ドラム式・乾燥機能付き…など多種多様な機種が並んでいて、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、洗濯機の種類ごとの特徴やメリット・デメリットを比較しながら、ライフスタイルに合わせた後悔しない洗濯機の選び方をわかりやすくご紹介します。
選ぶポイントさえ押さえれば、快適で時短にもつながる「頼れる家電」として、洗濯機は日々の生活をサポートしてくれますよ。

目次
洗濯機の主な3タイプとその違い
洗濯機には、主に以下の3つのタイプがあります。
- 縦型洗濯機(乾燥機能なし)
- 縦型洗濯乾燥機
- ドラム式洗濯乾燥機
それぞれの仕組みや特徴について詳しく見ていきましょう。
1. 縦型洗濯機(乾燥機能なし)
昔ながらの構造で、洗濯機の中でもっとも普及しているのが「縦型」です。内槽が縦方向に配置されており、中央の回転羽(パルセーター)が水流を起こして衣類を洗うタイプです。
メリット:
- 洗浄力が強い:水を多く使い、衣類をしっかりもみ洗いするため、泥汚れや汗ジミなどもよく落ちます。
- 本体価格が安い:比較的リーズナブルなモデルが多く、コスパに優れます。
- シンプル操作で扱いやすい:乾燥機能がないぶん、誰でも直感的に使いやすい設計です。
デメリット:
- 乾燥機能がないため、干す作業が必須。
- 水を多く使うため、水道代がやや高くなりやすいです。
- 上にスペースが必要なので、棚などを置きにくいことも。
おすすめの人:
- 洗濯物は基本的に天日干しする人
- 家族の洗濯物が多く、汚れもしっかり落としたい人
- 購入費用を抑えたい人
2. 縦型洗濯乾燥機
縦型に乾燥機能が加わったモデルです。乾燥方式は主に「ヒーター式」が使われており、乾燥性能はドラム式よりやや劣るものの、価格とのバランスが良いのが特徴です。
メリット:
- 一台で洗濯から乾燥まで完了:忙しい日でも洗濯が時短で済みます。
- 設置スペースは縦型とほぼ同じ:新築やアパートの洗濯パンにもフィット。
- 操作がシンプルなモデルも多い:ドラム式よりも複雑でない設計が多く安心。
デメリット:
- 乾燥に時間がかかることがある(完全に乾かず、仕上げの部屋干しが必要なケースも)。
- 乾燥容量が洗濯容量よりも小さいので、量の多い家庭には物足りないかも。
- 電気代がやや高くなる傾向。
おすすめの人:
- 洗濯物はなるべく干したくない人
- 花粉や黄砂、PM2.5の時期に室内干しが多い人
- 使い勝手や価格重視の人
3. ドラム式洗濯乾燥機
近年人気が急上昇しているのがドラム式。衣類をたたき洗いする構造で、乾燥にはヒートポンプ方式を採用した高機能モデルも多くあります。
メリット:
- 衣類にやさしい洗い方:型崩れや傷みにくく、オシャレ着洗いにも適しています。
- 乾燥機能が非常に優秀:タオルやシーツもふっくら仕上がります。
- 節水性が高い:縦型の半分程度の水量で洗えるモデルも。
- スタイリッシュなデザインが多く、インテリアにも馴染みやすい。
デメリット:
- 価格が高い:機種によっては20万円を超えることもあります。
- 設置場所を選ぶ:奥行きや幅が大きく、ドアが前に開くためスペースに余裕が必要。
- 汚れ落ちがやや弱い傾向(とくに泥汚れや皮脂には弱い)。
おすすめの人:
- 乾燥機能を重視したい人
- 忙しくて洗濯物を干す時間がない人
- 見た目にもこだわりたい人
実際に選ぶときのチェックポイント7選
ここからは、洗濯機を選ぶ際に確認しておきたいポイントを解説します。家電は一度購入すると簡単には買い替えられないため、選定ミスが致命的になりがちです。
① 洗濯容量と乾燥容量の目安を知る
容量選びの基本:
- 1人あたり:1.5〜2kg/日
- 例:4人家族 → 6〜8kgの洗濯容量がおすすめ
乾燥機能を使う場合:
- 乾燥容量は洗濯容量より少なく設定されているため、たとえば洗濯容量10kg・乾燥容量6kgなどの記載を確認しましょう。
② 設置スペース・搬入経路を事前確認
特にドラム式や大容量モデルはサイズが大きく、マンションや団地のエレベーター・階段・ドア幅を通れないケースも。必ず以下を事前に確認しましょう。
- 設置場所の幅・奥行き・高さ
- ドアの開閉方向(左右どちらに開くか)
- 排水口の位置(左右どちらにあるか)
③ 乾燥方式の違いを理解する
ヒーター式:
- 縦型洗濯乾燥機に多い。
- 高温で乾かすためシワになりやすい。
- 電気代は高め。
ヒートポンプ式:
- ドラム式に多い。
- 低温でふっくら乾燥。電気代も安く、衣類が傷みにくい。
④ 洗浄方式も注目ポイント
- 縦型:水流で汚れをもみ洗い → 強力な洗浄力
- ドラム式:衣類を持ち上げて落とす → やさしく洗う
汚れ落ち重視なら縦型、衣類のケア重視ならドラム式がおすすめです。
⑤ 掃除のしやすさ・清潔さ
洗濯機内部のカビや汚れは、洗濯物の臭いの原因にもなります。以下の機能があると◎。
- 洗濯槽自動洗浄
- 槽乾燥モード
- フィルターお手入れが簡単な構造
⑥ 省エネ性能を確認する
- 年間の電気代・水道代を比較できる「統一省エネラベル」をチェック。
- 特にドラム式のヒートポンプ式乾燥は高効率。
⑦ あると便利な機能もチェック
- 予約タイマー:朝出かける前に完了させたい人向け
- Wi-Fi対応:スマホで遠隔操作・エラー通知確認
- 槽洗浄の自動通知機能:清潔を保つためのアラート
よくある質問(FAQ)
Q. ファミリー世帯はどんな洗濯機がおすすめ?
→ 7〜10kgの縦型乾燥機付き洗濯機や、ドラム式の大容量モデルが人気です。干す手間を減らしたいなら乾燥機能重視がおすすめ。
Q. 一人暮らしだけどドラム式ってどう?
→ 予算に余裕があるなら非常に便利。雨の日の乾燥にも強く、生活の質が上がります。
Q. 洗濯機の寿命は?
→ 一般的には7〜10年が目安。異音や水漏れ、電源が入らないなどの不具合が出てきたら買い替え時。
まとめ:洗濯機選びは「生活スタイル」を見直すチャンス

洗濯機は、ただ衣類を洗うだけでなく、日常のストレスや手間を減らしてくれる頼れる家電です。
ライフスタイル、住居環境、家族構成、好みなどをじっくり見つめ直して、自分にとって「ちょうどいい」1台を選びましょう。
もし選び方に迷っているなら、現場で洗濯機の分解清掃を行うハウスクリーニング業者のアドバイスも役立ちます。
内部構造や汚れの溜まりやすさなど、日々のメンテナンス目線での提案もきっと参考になりますよ。
洗濯機は毎日の生活に欠かせないアイテムなので、長く使えるものを選び、快適な生活を手に入れましょう!